はじめまして!リハビリテーション科です(・o ・)

今回はリハビリ科より更新させていただきます



私たちリハビリ科は理学療法士3名、助手1名の4名のスタッフで業務を行っています



午前は外来患者様、午後からは入院患者様のリハビリを行っており、隣接している有料老人ホームや居宅介護支援事業所ではデイサービス、訪問リハなど患者様のニーズにあわせて、リハビリを提供しています。



留萌市にある当院では高齢者の患者様が多く、慢性期のリハビリが主となります。

全国的に見ても、日本は世界一といわれている高齢国ですので、「高齢者のリハビリ」が注目されています



慢性期でのリハビリとは?

急性期とは違い、意識低下や認知症などで会話ができず、治療効果もはっきりしない、残存機能の維持と言われることが多いのですが、だからこそ患者様とのコミュニケーションの重要性を考えていきたいと私たちは考えています

同じプログラムでも漫然と事務的なリハビリを実施するよりも会話ができなくても話しかける、触れる、笑顔で元気に接するという三点を心がけるだけで患者様の状態は見違えるように改善します





今後の医療・リハビリはどうなっていく?


今年は診療報酬改定が行われます。社会状況に影響を受けながら、医療業界も一層厳しくなっていくものと考えられます。

国際標準から見た日本の医療は病床数が多いにも関わらず対応する医師や看護師の人員が非常に少なく、それは急性期における平均在院日数の延長という結果をもたらしています。それだけではなく、最も重要な患者様の尊厳保持も危険に晒されている現状です



では今後、どのような方向へむかっていけばよいのか

まずは患者様の寝たきりを予防し在宅生活の維持を促進する必要があります。そのためには機能分化が重要となると考えています。

リハビリの観点から私の意見を述べると、運動器リハの早期加算の算定割合が非常に低いことで、後回しになる傾向にあると思いますので診療報酬改定に期待しています。

当院のような慢性期では全体的な介護サービスの拡充、特に訪問リハ、短時間通所リハのさらなる普及と充実、それらの慢性期のリハを在宅ケア支援とともに提供していくことが重要と思います。

1日のなかで特に大変なモーニングケアとイブニングケアを支援するためには通常の勤務形態では厳しいのでフル稼働でサポートできるような体制が必要となってきています。

このように年々深刻化していく医療業界ですが、今後も、常にやさしい笑顔と奉仕の気持ちを忘れることなく患者様の立場にたった心のこもった医療を提供し、地域社会に貢献していくことを心がけていきたいと思います。

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日々の出来事を徒然に書き綴りました
病院の雰囲気を少しでも感じていただければ幸いです

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